海底の魔術師

audiobook (Unabridged)

By 江戸川 乱歩

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江戸川乱歩の不朽の名作、少年探偵団シリーズ

名探偵・明智小五郎と共に小林芳雄少年率いる少年探偵団が怪人二十面相の悪事をあばいていきます。

それは人間ともワニともつかない姿をしていた。

全身を鉄のうろこで包み、口からニューっと牙を生やし、

背中にはたてがみの様な棘が無数に並んでいた。

それはまるで鉄で出来た人魚のようだった。

海底で目撃された怪物は、目を離した隙にどこかへ姿を消してしまった。

怪物騒ぎから数日後、少年探偵団の一人・賢吉少年は突然知らない人物から鉄の小箱を預かった。

直後、その人物は追っ手に襲われて殺されてしまう。

「自分が死んだら川に捨ててくれ」

そう言われていた賢吉少年だが、気になって捨てられずにいると、ある日、何者かに襲われてしまう。

このままでは危険だと感じた賢吉少年は明智探偵に助けを求めた。

明智探偵は鉄の小箱の中に遺言書や海図が入っているのを発見する。

遺言書には、海底に沈んだ船に何十億もの金塊が沈んでいると記されていた。

賢吉少年の父にその話をすると、金塊の引き揚げ作業をすることとなった。

小林少年たちが船に乗り込み沈没船を目指す途中、鉄の人魚が甲板に姿を現した。

不安の中、沈没船へ到着する小林少年たち。

だがそこへ有力な武器を持って明智探偵が現れた。

鉄の人魚対明智探偵の水中大決戦。

海底の戦いを制するのはどちらであろうか?

※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、 不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。しかし作品の オリジナル性を尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。

江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)

日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県生まれ。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーに由来する。数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がける。

海底の魔術師