おやこで楽しむ、むかしばなし！

日本の昔話の中から、名作をセレクト。

内容を子どもに分りやすく再編集いたしました。

お子様とご一緒に、お楽しみ下さい。

あらすじ

こんな村いやだ、と田舎を飛び出た男。

疲労と空腹に耐えかねて、江戸に近い茶屋に入ります。

そこで初めて「そうめん」を食べた男は、いたく感動し、

その名前を尋ねますと、勘違いした注文取り。

「ためごろう」と自分の名前を教えてしまいます。

後日またその茶屋の近くの村に出かけた男は、

「そうめん」を「ためごろう」だと勘違いしたまま、

一緒に来た自分の村の人に得意げに話します。

すると、店の人に、

「お客さん、それはためごろうではなくて、そうめんですよ。」

と、たしなめられてしまいました。

それ以来、男は、謙虚な人になろうと決めたのでした。